アナログ?デジタル?オペアンプ?違いや特徴は?
シーモスの通信講座は3つに分かれています。アナログ回路設計CAD講座、デジタル回路設計CAD講座、CMOSオペアンプ回路設計CAD講座の3講座です。
アナログ回路とは、デジタル回路とは、オペアンプ回路とは、違いは何でしょうか。
アナログとデジタルの違いを言葉でで説明します
デジタル回路とは・・・
電気信号(電圧)が0(Hi)または1(Low)になる回路
アナログ回路とは・・・
電気信号(電圧)のが連続的な様々な値をとりうる回路
回路設計ができるとは・・・
アナログの場合・・・欲しいアナログ信号(電圧・電流)が実現できること
ただし設計するにあたりデジタルより細かい指標や制約あり
デジタルの場合・・・思い通りのデジタル信号処理を実現できること
つまり論理(ロジック)設計ができること
アナログとデジタルの違いの波形で説明します
回路図を一見したところで、それがアナログ回路なのかデジタル回路なのか見分けがつかないと思います。
では出力波形を比較してみましょう。
これがアナログ回路の出力信号波形です。

これがデジタル回路の出力信号波形です。

アナログ回路の出力信号波形が曲線的、つまり様々な値をとるのに対し、デジタル回路の出力信号は直線的で、特定のステップで切り替わっていることがわかります。
つまり取り扱う信号の性質がアナログかデジタルかが異なるのです。
オペアンプの回路とは?オペアンプ自体とオペアンプを利用した回路の違いを説明
オペアンプはアナログ回路の重要要素なので、ほぼ例外なく使用されます。
RCローパス/ハイパスフィルタのように使用していないシンプルなものもありますが、アナログ回路設計CAD講座でもオペアンプを用いた回路がほとんどです。
回路設計CAD入門講座でもオペアンプを使用しています。アナログ回路ブロック全体で、オペアンプが使用されないことはありません。
オペアンプ自体は既存のものとして利用するという考え方ですが、オペアンプ自体の内部回路の設計もシーモスの通信講座では学べます。
三角形のシンボルで表現されたオペアンプを既存のパーツとして利用した回路の例

U1というシンボルがオペアンプで、スペックを設定するのみで、内部回路はブラックボックス化されています。
オペアンプの内部回路
オペアンプの内部回路の一例として下図を示します。

シーモスの回路設計CAD通信講座における位置づけ
シーモスではアナログ/デジタル/オペアンプの講座に分かれております。どの講座でもトランジスタレベルで各回路を明確に理解することができます。
電子書籍のご案内
回路設計CAD通信講座は難しい説明を必要最小限に、設計の実技を重視した講座内容です。
用語や理論などを解説した電子書籍も出版しております。
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