シーモスの通信講座TOP > 個人・小規模事業者のインターネットセキュリティ実践
インターネットセキュリティは何のためのものでしょうか?物理的な防犯と同様、本質はいわゆる犯罪者に対する防衛策です。決して経済的利益が目的とは限らず、また恨みや妬みなどがなくても、いたずらや通り魔的にターゲットになることもあります。一般常識では予測不能なことが起こりうるということを念頭に置く必要があります。ウィルスやマルウェアは蔓延し、犯人さえ意図しない対象に攻撃が及びます。しかも物理的犯罪と異なり、犯人像や行動のイメージの把握が難しいので、なんとなく適当に最低限の対策をしておこうという程度にしか考えていない場合も多いと思います。インターネット以前の世の中と同様に、完璧な犯罪対策はありません。本書では論理的にリスクを分析し、具体的対策を考え提案します。対策方法も高額な機器やサービスを導入することなく、事業規模相応で効果的な方法を具体的に提案しています。フリーソフトやサービスに関する情報も惜しみなく記述しています。出版にあたりインターネットセキュリティに関して大手企業で長い実務経験を有するベテランエンジニアのノウハウとともに、小規模オフィスでの対策に造詣が深いエンジニアのノウハウを融合して記述・出版しました。防犯意識が低いことは問題ですが、事業規模や内容に不相応な過剰な対策にはまりすぎないよう、皆様の本来事業が円滑に進むようにとの願いを込めています。
(目次)
第1章 パソコンやスマホが最新の状態に更新されているか確認する
第2章 セキュリティソフトを導入する
第3章 危険なウェブサイトにアクセスしない
第4章 安全にメールを受信する
第5章 安全なインターネット通信を行う
第6章 ファイルを開く前に
第7章 パスワードの運用方法を考える
第8章 無害化という考え方、ITサービス
第9章 有料セキュリティサービスの導入検討
第10章 自己・自社の財産や信用を棄損しないために
第11章 不審なメールを分析する
第12章 不審なウェブサイトを分析する
第13章 パソコンのログを分析する
第14章 インターネット環境の脆弱性を調べる、外部との通信状況を調べる
第15章 おわりにポイントの復習
書籍はAmazonKindleストアにて販売中です(660円)。
スマートフォン・PCで読むことができますが。「Kindleアプリ」をアマゾンサイトよりダウンロードする必要があります(無料)。