バイアス電流
バイアス電流(bias current)は、半導体デバイスやアナログ回路において、デバイスの動作を安定化するために流れる定常的な電流のことを指します。
特定の動作点(バイアス点)を設定し、デバイスの動作特性を制御します。
バイアス電流の大きさや方向は、デバイスの動作特性に大きな影響を与えます。
増幅器のバイアス電流を適切に設定することで、増幅器の線形性や歪み、消費電力などを調整することができます。
バイアス電流の設定は、アナログ回路やRF(高周波)回路の設計において重要な要素です。
シーモスの回路設計CAD通信講座における位置づけ
シーモスの回路設計CAD通信講座においては、バイアス電流を考慮して回路設計します。
すべてのトランジスタを飽和領域で動作させるようなバイアスを与えます。