ダイオード
ダイオードは、電流が1方向にのみ流れることを許可する電子デバイスです。
一般的に、半導体材料(通常はシリコンやゲルマニウム)で作られており、PN接合と呼ばれる2つの異なる半導体層が接合されています。
ダイオードには、アノード(正極)とカソード(負極)と呼ばれる2つの端子があります。
PN接合において、P型半導体の領域は正の電荷を持ち、N型半導体の領域は負の電荷を持ちます。
この接合部分を順方向バイアスと呼び、電圧をかけることで電流が流れやすくなります。
逆方向バイアスの場合、電流の流れを阻止する挙動を示します。
ダイオードは、整流器として使用されることが一般的です。
AC電源からの交流信号を直流信号に変換するために整流器回路で使用されます。
保護回路や制御回路など、さまざまなアプリケーションで使用されます。
以下は、ダイオードの基本的な図です。
Anode (A) --------|>|-------- Cathode (K)
ここで、|>| はダイオードを示しています。
通常、アノード側は通常、矢印が描かれており、順方向の電流の流れを示しています。
PN接合そのものがダイオードであるともいえます。
シーモスの回路設計CAD通信講座における位置づけ
シーモスの通信アナログ回路CAD講座ではダイオードも利用した回路を設計し、ダイオードの特性を理解することができます。