LDO
LDO(Low Dropout)レギュレータは、電圧レギュレータです。
電圧レギュレータは、入力電圧を安定した出力電圧に変換します。
入力電圧と出力電圧の差(ドロップアウト電圧)が非常に小さいことが特徴です。
通常の電圧レギュレータでは、入力電圧が出力電圧よりも高い場合、レギュレータによって発生する電圧降下が比較的大きくなることがあります。
しかし、LDOでは、この電圧降下が非常に小さいため、入力電圧がわずかに高い場合でも、出力電圧を安定させることができます。
この特性により、電源電圧が低いバッテリー駆動のデバイスや、ノイズやリップルの影響を受けやすいアプリケーションで特に有用です。
LDOのもう一つの特徴は、簡易な回路構成であることです。
一般的に、外部のコンデンサーと抵抗器を必要とせずに動作するため、回路設計が簡素化されます。
LDOの特徴
入力電圧を安定した低電圧に変換する。
出力電圧が入力電圧に非常に近くても動作可能。
ノイズが少なく、応答性が高い。
| 構成要素 |
役割 |
| パス素子(通常はPMOS) |
入力から出力への電流を制御する主電力経路 |
| エラーアンプ |
出力電圧を基準電圧と比較し、制御信号を生成 |
| 基準電圧源(バンドギャップ) |
安定した基準電圧を供給 |
| フィードバック回路 |
出力電圧の変動を検出し、制御ループを形成 |
シーモスの回路設計CAD通信講座における位置づけ
シーモスのアナログ回路設計CAD講座ではLDOの回路設計を行い、波形からどのような特性を持つ回路であるかを理解でき、設計する能力が身に付きます。
※VREFの発生回路についてはCMOSオペアンプの講座で設計します。