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【電子書籍無料公開版】抵抗、容量、MOSトランジスタ15

4.抵抗素子と呼ばれるもの

では抵抗とは具体的には何でしょうか?半導体分野で抵抗というとポリシリコンという物質等で形成されるのが一般的です。半導体(シリコン)の上にポリシリコンを形成し、抵抗素子として利用します。
どんな物質でも電気エネルギーが完全にスルー出来るということはなく、多少なりとも抵抗値はあります。
抵抗素子に対して抵抗値がとても小さくほぼ電気エネルギーが流れていくものを導体と言います。導体は何でできているかというと、半導体集積回路上に形成する場合は銅(Cu)アルミ(Al)です。電線の材料と同様です。これら金属の素材でも配線抵抗と呼ばれる抵抗成分がありますが、抵抗素子に比べて非常に小さくなります。金属に比べ非常に大きな抵抗、単位段面積当たりの抵抗値をシート抵抗(Ω/単位面積)と呼びますが、シート抵抗が金属と比較して非常に大きいので、ポリシリコンは抵抗素子として利用されます。ポリシリコンはもちろん立体物ですから、単位段面積当たりの抵抗値に長さを掛け算するとトータルの抵抗値が出ます。つまり同じ条件下では、細くて長いポリシリコンは抵抗値も大きくなります。

半導体集積回路で用いられる抵抗素子はポリシリコン
他に拡散抵抗も一般的です。

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