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【電子書籍無料公開版】抵抗、容量、MOSトランジスタ17

第2章 容量

1.容量素子と呼ばれるもの

次に容量素子と呼ばれるものについて説明します。

これは回路図上で容量を表すシンボルですが、一般的にこのような形状をしています。 真ん中の二本の対向する横線が実際には厚みのある電極になり、上下から電気エネルギーが加わります。その対抗する中空の部分が実際には絶縁体でできています。つまり2枚の導電性のある電極で絶縁体を挟むと容量素子になります。絶縁体とは導体の反対の概念で、抵抗が非常に高く電気エネルギー通さない素材です。電子を誘起するするという意味から誘電体とも呼ばれます。絶縁体と誘電体は物理的には同じです。
単純に考えると、電極までは電気エネルギーが来ますが、絶縁体の部分は電気エネルギーが流れないので、電極に電気エネルギーが蓄積されるイメージでよいと思います。
半導体上での容量はまさにこの構造のMIM(ミム)容量やMOSトランジスタの構造を利用したMOS(モス)容量、金属を利用したMOM(モム)容量が主に使われます。また半導体上の素子ではなく、プリント基板に単体で置かれる電子部品としての容量も特性に応じて種類がたくさんあり、使い分けられています。

容量は絶縁体を2つの導体で挟んだ構造

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