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【電子書籍無料公開版】抵抗、容量、MOSトランジスタ29

6.MOSトランジスタの動作原理

NMOSトランジスタを例に動作を再度言葉で説明します。ソースはドレインより低電位で、バックゲートとともにグラウンド電位になる使用方法が一般的に多いです。そこでソースは低電位として、ゲートに電圧をかけると、ゲート-ソース間にチャネルと呼ばれる電気の流れが形成されます。図でいうと三角のような部分がチャネルです。ゲートに電圧が十分にかかっていないときはチャネルはありません。
ゲートにかけた電圧によりチャネルが形成され、ドレイン-ソース間が導通して、NMOSトランジスタがONした状態になります。これがNMOSトランジスタの動作原理です。
簡単に理解できるものではありませんが、模式図、上から見た図、横から見た図を行ったり来たりしながら説明を繰り返し読んで理解してください。MOSトランジスタを理解できれば、CMOSアナログ回路の設計ができるための準備ができたと言えます。
MOSトランジスタに関して一言で言えばゲート端子にかかる電圧でトランジスタのON/OFFを制御し、ドレイン-ソース間に流れる電流は素子のサイズや固有の特性によって決まる。ということです。

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